サンタベルデは、Cruelty Free Europe(クルエルティフリー ヨーロッパ)、欧州動物実験廃止連合、その他多くの組織や動物実験を行わないブランドに加わり、EUでのすべての動物実験の恒久的な禁止を求めています。
サンタベルデは、化粧品の有効性と安全性を確保するために動物が苦しんだり死んだりする必要はないと考えています。現在では動物を使わない科学的代替方法があります。EUでは化粧品の動物実験は2013年にすでに禁止されていますが、ヨーロッパでは今でも何百万もの動物が実験により殺されています。
私たちは消費者に行動を起こすよう呼びかけ、欧州委員会に化粧品の動物実験禁止を支持するよう要請します。
いつから化粧品での動物実験が禁止されているのですか?
欧州連合(EU)は、消費者、動物福祉団体、および企業による数十年にわたるキャンペーンの後、世界的にも早い時期、2004年に化粧品の動物実験を禁止し、2009年に化粧品成分のテストを停止にし、2013年には動物実験を行った化粧品の販売を禁止しました。
この画期的な化粧品における動物実験禁止は、世界中の国々における規制変更の金字塔となりました。しかし今、化粧品での動物実験禁止は危険にさらされています。
REACH(化学物質の登録、評価、認可および制限)規則に基づき欧州化学物質庁(ECHA)は、消費者が何年も問題なく使用し、動物実験を行うことなく安全に使用されてきた特定の成分についても、新しい動物実験を提案しています。それには化粧品専用の成分も含まれています。
これらの変更が実施されれば、多くの動物が残酷で不必要な実験を受ける可能性があります。EUでのこの9年間の動物実験禁止を危うくするだけでなく、2023年までに動物での化粧品実験を世界的に禁止しようという動きを脅かすものでもあります。これは欧州議会が2018年から行ってきた要求ですが、私たちとしては受け入れがたい要求で、その動きを止めるにはみなさんのサポートが必要です。
背景
REACH (化学物質の登録、評価、認可および制限) 規則では、EUの化学品会社は、ほぼすべての化学物質の健康と環境への安全性に関する情報(動物実験の結果を含む)を提供する必要があり、化粧品の多くの成分にも影響があります。
化粧品条例は、化粧品にのみに使用される製品および物質に適用されます。しかし実際には、多くの化学物質がさまざまな分野で使用されているため、しばしばREACH規格の対象となることがあります。過去、 ECHAで認められた化粧品専用成分でさえREACH規制に該当することが明らかになり、新しい動物実験を提案してきているのです。
EU委員会への要求
動物を使わない科学的代替手段のおかげで、今日では動物実験はもはや必要ありません。科学者は代替手段を開発し、何十年もの間それらを使用してきました。それなのになぜ動物実験を許可し続け、すぐに中止しないのでしょうか。
新しい「欧州市民イニシアティブ」のために100万の署名を収集するためにあなたのサポートが必要です。
ECHAの新しい動物実験の提案に対し、化粧品の動物実験がないヨーロッパの約束に対して明確なメッセージを送りましょう。私たちをサポートし、欧州委員会に次の要求をすることに参加をお願いします。
(2022年8月末で終了しました)
1.化粧品における動物実験禁止の強化
どんな目的であれ、動物実験を行わずに新しい化粧品原料の安全性を確認するよう、法律を変更するよう提議します。
2.動物実験を行わないよう、EU化学物質規制を変更する
新たに動物実験を行うことなく、化学物質が人間の健康と環境にダメージを与えないことを確認できるようにしてください。
3.EUにおける科学の近代化
EUでのすべての動物実験を段階的に廃止するためのロードマップが確実に実行されるように支援してください。
美しさの名の下に、動物が苦しんだり死んだりする必要はありません。代わりに、化粧品の成分の安全性を確保するために科学を活用する必要があります。
動物実験に関するFAQ
EUではすでに動物実験が禁止されているのではありませんか?
はい。しかし、禁止にもかかわらず、欧州化学機関(ECHA)は、化粧品にのみ使用されるものを含め、何年もの間安全に使用されてきた成分に新規の動物実験を求めています。これが起こった場合、何百万もの動物が残酷で不必要な検査を受ける可能性があります。
詳細については、こちらをご覧ください:CrueltyFreeEuropeまたはPETAe.V.
どんな動物でテストされていますか?
通常、化粧品をテストする際にはラット、マウス、モルモットまたはウサギが実験対象になります。
詳細については、こちらをご覧ください:CrueltyFreeEuropeまたはPETAe.V.
動物実験なしで化粧品の安全性を担保することは可能ですか?
はい!化粧品は、動物実験なしで安全に製品を開発できる可能性があります。企業は何十年もの間、動物実験に代わる人での安全確認の方法を開発してきました。ここで説明する成分は、長い間安全に使用されてきました。
詳細については、こちらをご覧ください:CrueltyFreeEuropeまたはPETAe.V.
虐待のない方法を使用して化粧品をテストできない場合はどうなりますか?
何十年にもわたって開発された科学的知識のおかげで、動物以外の方法を使用して安全性を実証できないことは非常にまれです。
詳細については、こちらをご覧ください:CrueltyFreeEuropeまたはPETAe.V.
サンタベルデ:ヴィーガンナチュラルコスメブランド
サンタベルデにとって、エコロジー、ソーシャル、エシカルは、当初から企業の価値観と切り離せないものでした。アニマルウェルビーイング・動物福祉は私たちにとって非常に重要です。すべてのサンタベルデ製品は最初からヴィーガンであり、2006年から動物実験に対する認定シールとしてリーピングバニーのマークが、2015年からビーガン協会の公式マークが付けられています。さらに、全製品がPETA承認済みです。
知っておきたいこと:
EUと中国で動物実験が最終的に停止されるまで、消費者として個人個人が見極める必要があります。動物保護団体であるCrueltyFreeInternationalとPETAは動物実験を受け入れていない化粧品メーカーとブランドのリストをWebサイトに提供しています。
Cruelty Free Liste Kosmetikliste PETA
動物実験なしで化粧品はどのようにテストされますか?
動物実験は通常、動物に対する製品または成分の影響を人間に1:1で継承できるという仮定に基づいています。しかし、人間と動物の間には重要な生物学的違いがあるので、動物実験の結果は人間にそのまま反映できないことがよくあります。動物以外での研究、人での安全性確認は、製品の安全性をさらに高めることができます。
今日では、動物を使用しない研究および試験方法を可能にするさまざまな最先端のアプローチがあります。これには、三次元組織モデルやコンピューターシミュレーションなども含まれます。
動物以外の試験方法の他のオプションは次のとおりです。
コンピューターで保護されたテクノロジーを使用したコンピューターモデルでのシミュレーション
人間の患者シミュレータ
インビトロ法(生体外の試験システム)
3Dオルガノイドとインビトロ法を使用した模倣のミニ器官
マルチオルガンチップ
人間を対象とした研究
たとえば、MatTek社のEpiDermTM組織モデルは、物質が皮膚の炎症やアレルギーを引き起こす可能性があるかどうかを判断できます。このような方法により、化粧品の安全性は、動物実験を行うことなく決定されることがよくあります。動物以外の方法で化粧品成分の安全性を判断できないまれな例では、成分を完全に避ける必要があります。
それらの変更はサンタベルデにとってどのような意味がありますか?
欧州司法裁判所でECHAの要求が承認され、特定の成分について新しい動物実験が再び可能になった場合、多くの化粧品会社、特にサンタベルデのような「虐待のない」ブランドにとって、REACH規制の下ですでに動物実験でテストされている、テストされる、またはテストされる可能性のある成分を含まない製品を製造することは、将来非常に困難になる可能性があります。
さらに、欧州委員会は2020年10月に新しい化学物質戦略 (CSS) を発表しました。これは、化学物質の取り扱いに関するガイドラインを変更し、将来さらに強化していくことを目的としています。2050年までにヨーロッパで気候中立性を達成することを主な目的とする「グリーン・ディール」の一環として、この戦略の目標は適切で理解可能なものです。しかし同時に、規制の結果として動物実験が大幅に増えることが懸念されています。
サンタベルデのすべての製品、すべての成分は、今後もリーピングバニーおよびヴィーガンソサエティの認証基準を満たしていきます。新しい規制のために動物実験なしで化粧品を製造することができなくなった場合、私たちはレシピを変更したいと考えています。
サンタベルデは動物実験に反対するキャンペーンをどのように行っていますか?
サンタベルデは動物の福祉に関心を持っているため、動物実験に対する世界的な抗議活動を支援しています。すべてのサンタベルデ化粧品には、承認されたリーピングバニーの認証マークが付いており、PETA承認を受けています。
サンタベルデは、製造プロセスと最終製品の両方で、動物由来の成分をまったく配合していません。すべてのサンタベルデ製品は最初からヴィーガンであり、2015年からビーガンソサエティの認証マークがつけられています。
エステポナ近くのアンダルシアにあるサンタベルデのアロエヴェラのフィンカも動物に優しい場所です。サンタベルデはここで飼い主のいない動物の受け入れをサポートしています。可能な限り新しい動物はフィンカに受け入れられ、多くの飼い主のいない地域動物を世話するアダナ組織に対し、現物とお金の寄付という形で支援をしています。
さらに詳しく
• PETA Deutschland e.V. (o. J.). Tierversuche in Europa beenden. Online: https://www.peta.de/kampagnen/tierversuche-stoppen-europa/ [16.03.22].
• Ärzte gegen Tierversuche e.V. (o. J.). Für ein Europa ohne Tierversuche. Online: https://www.europa-ohne-tierversuche.de/ [16.03.22].
• Cruelty Free Europe aisbl (o. J.). Save Cruelty Free Cosmetics. Online: https://crueltyfreeeurope.org/save-cruelty-free-cosmetics [16.03.22].
• PETA Deutschland e.V. (2021). Tierversuche: Diese Alternativen ohne Tierleid gibt es. Online: https://www.peta.de/themen/tierversuche-alternativen/ [16.03.22].
• PETA Deutschland e.V. (2021). Eure Unterschrift für 1 Million Stimmen gegen Tierversuche. Online: https://www.petazwei.de/aktiv/unterschrift-tierversuche/ [16.03.22].
• Umweltbundesamt (o. J.). Chemikalien / REACH. Online: https://www.umweltbundesamt.de/themen/chemikalien/reach-chemikalien-reach [16.03.22].
• PETA Deutschland e.V. (2020). Tierversuche für Kosmetik: Das Problem mit der REACH-Verordnung. Online: https://www.petazwei.de/artikel/tierversuche-kosmetik-reach/ [16.03.22].
• Schneider, B., Hecker, H., Glaser, S. (1997). Biometrische Methoden zur Evaluation von in vitro-Verfahren. In: , et al. Forschung ohne Tierversuche 1996. Ersatz- und Ergänzungsmethoden zu Tierversuchen. Springer, Vienna. https://doi.org/10.1007/978-3-7091-6833-2_23
• Mallampati R, Patlolla RR, Agarwal S, et al. Evaluation of EpiDerm full thickness-300 (EFT-300) as an in vitro model for skin irritation: studies on aliphatic hydrocarbons. Toxicol In Vitro. 2010;24(2):669-676. https://dx.doi.org/10.1016%2Fj.tiv.2009.08.019
• Europäische Komission (o. J.). Für den Schutz kosmetischer Mittel ohne Tierquälerei und ein Europa ohne Tierversuche. Online: https://europa.eu/citizens-initiative/initiatives/details/2021/000006_de [16.03.22]
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